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  新しい社会の新しい犯罪行為
 

私たちの周りには常に犯罪があります。窃盗や暴行から詐欺や殺害や迷惑行為などです。これらはインターネットという新しい社会空間(仮想社会)にも当てはまります。
 ここでは、21世紀の私たちの生活に襲い掛かる、新しい犯罪(ネット犯罪)について考えてみましょう。

ネット犯罪の種類
(トラブルを含む)
解説 考えられる影響
ウイルス
ハッキング
コンピューターウイルスとは、意図的に他人のコンピューターの内部で悪さをするプログラムのことを言います。一度「感染」すると、パスワードを入力するときにパスワードを盗み取ったり、コンピューターが動かなくなったりもします。E-メールに自動的に添付されて感染が拡大したりもします。プログラム自体が見つけにくいことから、ウイルスと呼ばれているようです。 多くのコンピューターに同じようなウイルスを感染させて、一斉にそれらのコンピューターを壊してパニックを起こしたり、 大事なコンピューターが感染してしまうと、重要な情報を勝手に外部に送信されたりして大きな損害を出すことがあります。特に軍事や政府や銀行関係にとっては重大問題です。
脅迫・ストーカー インターネットに発信した自分の顔写真を加工されたり、連絡先を教えてしまい脅されるケースがあります。また、詐欺情報を無作為にコンピューターにメールなどで送りつけることもあります。 自分の顔写真に裸の同体を合成されて、ネットにばら撒くと脅される。
心当たりの無い料金の請求に脅える。友達になったと喜んで連絡先を教えたら、ストーカー行為をされる。
ネット取引サギ ネットオークションなど見知らぬ人との信用の低い取引を通じて起こる場合があります。特にネットの場合は、現物を確認できない、相手と会うことができない、など確認作業が限られる中での取引になりやすいことが課題です。 商品購入の取引をして、お金を振り込んだけど別の商品が届いた。問い合わせたがすでにその人は雲隠れしていた。
ゲームのレアアイテムをゲーム上で交換する約束で現金を振り込んだが、相手が現れなかった。
業務妨害
犯罪予告
誰でも自由な書き込みが可能な掲示板を使って、犯行予告などを書き込み社会や一部の団体を混乱させることがあります。また、計画的犯行を企てる不審者が、自分の犯行をネットで予告する(実行される場合もある) 期末試験前日に学校を爆破するとネットに書き込み試験当日を休校にする。抗議運動の過激な手段として使われる(駅や商店街の爆破予告など)
成りすまし パスワードを盗んで勝手に他人の会員情報の改ざんや、その会員になりすました行為を行うことがあります。入力しているところを見られたり、わかりやすいパスワードだったりすると見破られます。 子どもが勝手にフィルタリングを解除した。ウェブメールのパスワードを盗まれて、友達に悪口メールを送られた。会員用サービスを悪用されたなど。
名誉毀損
風評被害
意図的に特定の人物についての噂やウソの情報をネットに発信し、本人の社会活動を妨害することがあります。学校で問題になりやすいクラスメイトを中傷する書き込みも同様の問題です。 就職活動において不利になる。
私生活が暴露されてプライバシーが侵害される。人権に関わる重大な問題に発展する。
本人を自殺に追い込む。又は鬱など精神的なストレスに悩まされる。

情報化社会は情報の管理がますます重要!
 今まで大切なものというのはおおよそ物質的なものでした。現金や手帳や通帳、判子などは、身の回りに置いて管理しました。家に鍵をかけ、必要があれば金庫や分かりにくそうな場所に隠すなどが今までのセキュリティーでしたが、情報の扱いはちょっと違います。
 現在は電子マネーや手帳など生活に必要な大事なものがどんどん電子化され、コンピューターの中に保存されています。このコンピューターはネット回線に常に接続されている状態です。頼りになるのはセキュリティーソフトやパスワードなどですが、もしこれが破られたら、家の鍵をピッキングされたのと同じことです。しかも、家の場合は誰かいれば気がつきますが、コンピューターの中に進入されても、専門のセキュリティーソフトを動かしていなければ見つからないことが多いのです。
 皆さんの情報が盗まれれば、犯人としてはそれを転売したり、脅しに使ったり、またはパスワードやクレジット番号を盗まれれば大変なことになります!
 なんでもネット利用で便利と言われますが、セキュリティーの知識が追いつかなければ、できるだけ自分が安全と思える手段を選択して生活することが大切です。被害を受けて困るのは結局は自分なのですから。
 これからは携帯電話サービスも国際化され、ひょっとしたら海外の携帯電話ネットワーク用ウイルスが日本に上陸するかもしれません。感染症は生き物だけの問題かと思ったら、違うんですね。




デジタル情報は目に見えにくい
デジタル情報は複製が簡単
デジタル情報は本人認証が難しい

自分の身は自分で守ろう



どうしたらいいのですか?
対策・考え方 解説
パスワードは厳重に管理する パスワードは絶対に人に知らせないでください。重要度を分けていくつかのパスワードを使い分けることもいいでしょう。(ただし多すぎると忘れたりするので注意)。それから定期的にパスワードを変更することをオススメします。
セキュリティーソフトを使う ウイルスは目で確認することが難しいものです。人間なら具合が悪くなっても治癒力が備わっていますが、コンピューターはプログラムを改ざんされてしまうと、修復できません。そうならないように、ウイルスがコンピューター内に潜伏しているか、または進入してきたかを管理する専用のセキュリティーソフト(ウイルス対策ソフト)などを使いましょう。
携帯電話の置き忘れ等に注意 携帯電話はもはや情報のターミナルです。電話帳や写真などが詰まっているので取り扱いには十分注意してください。
バックアップを準備しておく もしコンピューターが動かなくなっても、携帯電話をなくしても、何とかなるように、別のメディアに連絡先や仕事などで使う重要な情報を記録しておきましょう。そして定期的に更新するようにしましょう。
ネットの登録情報を別のメディアで管理する ネットに直接つながらない外付けのメディアや、手帳などに管理しておくと忘れずに済みます。当然その記録したメディアの管理には十分注意してください。他人にはわかりにくいように自分なりの暗号を取り入れる工夫も検討してみてください。それから、当然ですが、最も重要なパスワード等は記録ではなく記憶することをオススメします。
常に疑う努力をする この世に完璧なものはありません。特に発展途上のネットサービスには、システムそのものが穴だらけのこともあります。(代表的なのがネットオークション問題です)。他人同士の取引には信頼関係が組みにくいので、ネットの知識があまり無い場合は、できるだけ余計なところには手を出さず、大手のサービスや今まで通りアナログのサービスを活用することを意識してみるといいと思います
重要な情報は別のコンピューターで閲覧・管理する 対象の顧客情報が盗まれたり、機密情報が知らない間にネットを経由して他人のPCに転送されるなどの被害は、その後の賠償問題にも発展やすい重大な問題です。できるだけリスクを減らすためにも、重要な情報はインターネットから隔離しましょう。最近はスペックが低くて低価格なパソコンがあります。情報管理をするだけならそのようなものでも十分です。
*これらのことを実行しても問題がなくなるわけではありません。現実社会で常に防犯を心がけているように、仮想社会でも同じような意識を絶やさないことが重要です。目に見えないからといって犯罪行為が無いわけではありません。また、セキュリティーに不安があるようなネットサービスには十分に注意してください。

「ネット犯罪」と関係の深い問題
学校教育     誘惑     出会い


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